「トーキョー自立日記」と「トーキョー無職日記」

コブラクローというサイトがあった。
いや、今もある。

トリバタケハルノブさんというイラストレーターの方のサイトだ。

僕は多分、2002年か2003年頃にこのサイトに訪れて、トリバタケさんというイラストレーターを知った。

僕は彼のイラストを一目見てすぐにファンになった。

トリハル(周りの人がこう呼んでいるので僕も呼んでいる)さんのイラストは線がとても美しい。

線が美しいと言えば藤子F不二雄や手塚治虫がすぐに浮かぶけど、トリハルさんもその系統の、線の美しいイラストを描く人だと思った。

そしてBBSに書き込むか何かで、ちょっとした交流をした。
トリハルさんも何故かバビュンのことを知ってくれていて僕も嬉しかった。
なおと先生という共通の知り合いもいた。

そして、トリハルさんはいつの頃からかサイト上に「むつみ荘101号室」という自伝的4コマ漫画を掲載するようになっていた。

このダメだけど憎めない主人公の漫画はヒリヒリとする部分もありつつも、トリハルさんの優しい絵柄でイイ感じに中和されぐいぐいと引き込まれていく魅力があった。

2009年、このWEB上で発表されていたマンガが「トーキョー無職日記」というタイトルの本として発売された。
それから4年、さらにその続編が「トーキョー自立日記」として今月の6日に発売された。

僕はWEBで読んでいたのもあって無職日記は購入してなかったけど、自立日記といっしょに無職日記もamazonで同時に購入した。

むつみ荘101号室第2部である自立日記の方はほぼ未読だったので一気に読み進んだ。

なんか今の自分の状況とか10年前の自分の状況とかいろんなことがぐるぐるとめぐって熱いモノがこみあげた。

そして巻末のエピローグ的な特別読み切りでさらにグッとくる!
しかもなおと先生や伊藤くんや8bitcafeのナヲさんとかも登場してる!

僕は一回読んだマンガを何度も読み返すことはあんまししないんだけどこの無職日記と自立日記は何度か読み直してしまうマンガになりそうな気がする。

そしていつか、トリハルさんにお会いしてサイン書いてもらいたいなー。

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