2014年6月コペンハーゲン旅行記 2日目

nyhavn

1日目の記事はこちら

6月18日(水)朝6時過ぎにすっきりと起床。疲れのせいか、ベッドも枕もフカフカで気持ちよかったせいかぐっすり眠れたので寝過ぎたかと思いきや、思ったより早めに目が覚めた。外からは鳥の声が聞こえてすごく気持ちもよくって思わずインスタに動画アップ

朝ごはんは早速「ばたんきゅっ!」の2人がささっと作ってくれる。
6月18日の朝ごはん自転車小屋

メニューはチイコさんの作ってくれたベイクドポテトに、まなこが作ってくれた昨日のサラダの残りと、ドライフルーツやシリアルをアレンジしたヨーグルト(スイカ入り!)。

美味しくいただいた後は本日の作戦会議。
とりあえず宿の自転車を借りてコペンハーゲン中心街に出てみることに。

庭の隅の可愛い小屋の中から3人分の自転車を出してもらってマダムに簡単な自転車の講習を受ける。
デンマークの自転車は日本のと違って、ペダルを逆方向に回すと後輪のブレーキが掛かる。(これが慣れるまでなかなか運転しづらい仕様!)それから、停止と進路変更の際には手でサインを送るとのこと。これはガイドブックに書いてあったんだけど、実際にみんなハンドサイン使ってました。
そして最後にバス停にバスが停まっていた時は一時停止して乗客の乗り降りを待つこと。

以上の簡単なレクチャーの後、26系統のバス道を市街地に向けて出発!

コペンハーゲンの道路どこにもだいたい車道と歩道の間に自転車専用のレーンがあり、みんなそこを走っていました。しかもちゃんと右側通行(デンマークは車も右側通行)を守っていて、反対向きに走る自転車に出会うことは一度もなくきちんとルールが守られていました。

昨日買い物に行ったスーパーを過ぎてしばらく行くとゆるい坂が始まり小さな丘を超えると道が大きく二手に分かれます。どちらに進んでも市街地に向かうので大きな門が先に見える右側の道を選びゆっくりと坂を下って行きました。

市街地へのサイクリング

象の像がある大きな門をくぐると中世の面影を残す大きな建物が並び大学か工場の敷地内の雰囲気。しばらく進むと「Carlsberg」というよく見たことがある文字列が!どうやらここはカールスバーグのビール工場だったようです。

ビール工場内の敷地の道をさらに進み、チイコさんが突然道端の花壇の花の写真を撮ったりしつつもまた26系統のバス道に戻り、コペンハーゲン中央駅近くに到着。ここで軽く作戦会議をして国鉄の路線沿いをローゼンバーグ城まで進みそこからニューハウンへ。ここで自転車を停めて歩いて進むことに。

僕はほとんど予習をしてこなかったのでばたんきゅっ!の2人に任せてお店巡りについていきます。
ニューハウンのメイン通りは後回しにまずは北側の路地を進み、お目当てのパン屋さんへ。そこでパンを買ってからさらに路地をウロウロ回って小さな生活用品屋さんに入ったりカラフルなお菓子屋さんを覗いたりしつつ海側のRoyal Danish Playhouseの桟橋で湾の海を眺めて小休憩。

ニューハウン散策

湾の向こう岸にはオペラハウスもありちょうど水上バスのコースになっていることからたくさんの船が行き交っています。行き交う船にカメラを向けてたり手を降っていると学生の観光客たちがこっちに向かって「Take a picture!!!!!」と絶叫しているのが聞こえました(笑)

そこからニューハウンをお目当てのパン屋さんを探して歩いてもみるも見つからず、地図を見つつ市街地近く、メインストリート「ストロイエ」の北側にあるパン屋さんへ自転車で向かいます。

5分ほど走ってお目当てのパン屋さんに到着。時間はちょうどお昼だったのでここでランチとしました。3人がそれぞれ好きそうなパンを選んで注文し、ちょこちょこと交換しつつ食べます。どれも美味しい!

6月18日ランチ

ランチを食べたあとはチイコさんとまなこのコンビと分かれて一人博物館巡りへ。
事前に旅の予習をほとんどしていなかったのですが、コペンハーゲンでは「王立武器博物館」が気になっていてまずそこへ向かうことに。

パン屋さんからストロイエまでは歩行者専用道路なので自転車を押して歩いて南下するとクリスチャンボー宮殿が見えてきました。
目指す武器博物館はこの宮殿の南側にあるらしいので宮殿の西側の自転車置き場に自転車を停めて宮殿内へ。

観光客もまばらで混んでなさそうで一安心。地図を頼りに向き博物館の方へ進むと、中庭のような場所があり中央の噴水には鴨が優雅に泳いでいます。芝生では水着で日光浴をする若い女の子もいて絵に描いたような北欧の夏に一人感動。でも中庭の奥にあったのはデンマークユダヤ博物館で、僕の探してる博物館でないのでさらに南に進むと今度は道を挟んで急に現代的な建物が。近づいてみるとこれはブラックダイヤモンドの異名を持つ王立図書館。ちょっと南に来すぎた模様。そこから少し西に歩くと、武器博物館のものと思われるモニュメントを発見。近くにあった案内図を確認すると北側にある、ちょうどさっきの中庭の西側にあった南北に細長い建物が目指す武器博物館のようでした。

クリスチャンボー宮殿周り

入口を探して長細い建物にそって歩くと北側に入り口発見。
そこから中に入るとどうやら本日水曜日は入場料が無料のようで、修学旅行か遠足の地元の小学生や中学生の集団が何組かいました。

僕が観たかったのは中世ヨーロッパの武器や鎧だったんだけど、並んでるのは中世以降から現代までの大砲を中心とした戦車や砲台。また現代の戦争を特集したコーナーではまさに今の中東の戦地の様子をそのまま1/1スケールで再現していて全く趣味に合わない感じでした。

あーあ、思ってたのと全然違うわーと建物を出ようとすると、壁際の扉の向こうに螺旋階段が。
登ってみると2階にも展示があり、ここでは中世から近代までの武器や防具が並んでいました。そう、これ、僕が観たかったやつ!と興奮。
何故か日本を中心にアジアの中世の武器も展示してありました。

十分堪能した後は、せっかくなのでクリスチャンボー宮殿内を散策。迎賓館や国会議事堂として使われているということで重厚で雰囲気のありまくる建物の写真を撮ったり、ちょこっと中に入ってみたりウロウロしているとひっそりとした感じのトーヴァルセン彫刻美術館を発見。ここも水曜日で入館料無料ということなのでふらりと見学。トーヴァルセンという彫刻家の作品やコレクションを3フロアで展示している静かで上品な美術館でした。1時間近く堪能して、今度は少し離れたところにあるデンマークデザインミュージアムへ。

トーヴァルセン美術館からデザインミュージアム

ニューハウンの北側にあるアマリエンボー宮殿を過ぎた辺りにあるはあずと自転車で走ること10分弱、外壁を工事中のデザインミュージアムを発見!ここも水曜日ということで入館料が無料!なんと本日ランチ以降お金を一切使ってない!(笑)

デンマークの工芸品、家具、特に椅子を中心に展示してあったりミッドセンチュリーあたりのテクノポップ的な(80年代つくば万博的なのも!)ものもいろいろあったりとかなり楽しめる展示内容でした。思わず2周回ったくらい。

ミュージアムショップでおみやげを探すも気に入るものが見つからず時間は16時過ぎ、そろそろ帰ろうかと宿に向かって自転車をこぐ。
20分ほど自転車を漕いで市街地を抜け宿方面へ向かいつつ、僕の持ってる地図は市街地の部分だけだったので、記憶を頼りに不安になってきたころ偶然にもチイコさんと合流。

「こっちの道であってるかな?」「うん、こっちやで!」と2人で並んで自転車を漕いでゆるい坂を登ると、行きにビール工場へと分かれた地点に。ここからは一本道で宿へと帰りました。

宿に戻るとまなこはすでに帰ってきていました。ランチの後のそれぞれ3人の自由行動の報告をし合いつつ晩御飯の準備。

まなこはニョッキを作るということで(そのために粉も買ってきていました!)、僕はそれのお手伝い。その間にまなこはトマトソースを作り、チイコさんは買って来た皮付きの豚バラをソテーして美味しそうな香ばしい匂いが漂ってきました。

6月18日晩ご飯

そんなわけで晩ご飯はトマトソースのニョッキと豚バラ肉ソテーの洋梨とジャムソースにズッキーニのサラダ。見た目通りどれも凄く美味しかったです。

御飯のあとの片付けをして食器を洗って持ってきたMacBookで情報収集。SleepoverはWi-Fi完備なので今回の旅はiPhoneは海外パケ放題とか使わずにネットワーク圏外では時計兼カメラという感じでした。

iPhoneはネットワークに繋がると現地の時間を表示するのですがMacBookは設定をしないと日本時間のまま。ふと見るとiPhoneの時計はデンマーク時間の23時18分を指してるのにMacでは日本時間の19日6時18分を指してるのでなんか不思議な気分。

日本ではもう明日の朝になってるのかーと思いつつこの日もぐっすり気持よく就寝。

つづく

(3日目はこちら)

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